インターネットFAXのトラブル(送れない、届かない、受信できない)
これからインターネットFAXの導入を検討されている方、また既に導入されている方もトラブル時の対応が気になるのではないでしょうか?インターネットFAX各社でトラブル時のFAQを用意していますが、一般的な内容が多く、トラブルに関してはあまり詳しく書かれていないことが多いです。ここではインターネットFAXのトラブルについて、送れない、届かない、受信できない、文字化けするなどのエラーについて解説いたします。
-
FAXが送れない
インターネットFAXを送る場合に大半のサービス提供会社ではメールにファイルを添付して送るケースが多く、FAXが送れない場合の大半はメーラー側の不具合によることが多いです。
・送信トレイにメールが残っている
通常のメール送信時でも、送信トレイにメールが残っているような場合は、メールが送れずにエラーになってしまいます。インターネットFAXをメールで送る際には通常のメール送信同様に先に送ったメールが送信トレイに残っている状態では送れません。
・登録外のメールアドレスから送信している
インターネットFAXサービスに登録しているメールアドレス以外のメールアドレスから送信している場合は送信エラーとなります。複数のメールアドレスを持っていて使い分けている場合などは送信元のメールアドレスを確認してみて下さい。
・添付ファイルの種類が対応外
FAXの原稿として送信できるファイル形式が各社毎に決まっています。ファイルの種類が対応外の形式だと送信エラーとなってしまいます。
-
FAXが相手に届かない
FAXは送信できたのに様々な状況からFAXが相手に届かないということもあります。インターネットFAXを使用しててどんな状況の場合にFAXが届かないのかいくつかのケースをご紹介します。
・送信先の利用回線がIP電話回線
IP電話の場合、回線や混雑状況、あるいは時間帯により、FAXの送受信が不安定になることがあり、途中で切れてしまったり、エラーとなって届かないことがあります。通常は3回までは再送信を自動で行ってくれますが、回線状況が長い時間不安定な場合などは、エラーとなってしまいます。
・送信先FAX機でエラーが起きている
送信先のFAX機がエラー状態の場合、こちら側では送れていたとしてもFAX送信はエラーとなりFAXは届きません。
・送信先FAX番号が間違っている
送信先のFAX番号が間違っていて、違うFAX番号へ送信されてしまっている場合もあります。メール、WEB管理画面などの送信履歴から番号が間違っていないか確認してみて下さい。また、通常はインターネットFAX会社から提供されたアドレスの先頭に、ハイフンなどを入れずにFAX番号を続けて付けますが、ハイフンが入っていたりすると存在しない番号となり、送信エラーとなります
・送信先で迷惑メール扱いになっている
送信先でもインターネットFAXを利用していて、FAXをメールで受信しているような場合は、迷惑メールフォルダに振り分けられてしまっている、または、送信先のプロバイダーの設定でスパムメール扱いされて届いていない場合などもあります。先方がインターネットFAXを利用している様な場合は確認してみてください。
-
FAXが受信できない
インターネットFAXサービスを利用していて、FAXが受信できない場合にはどんなケースがあるのか解説します。
・登録しているメールアドレスが違っている
FAXをメールで受信する場合、利用しているインターネットFAXサービスに登録しているメールアドレスが違っているとメールで受信できません。間違って登録していないか確認してみて下さい。
・迷惑メールとして分類されてしまっている
メールでFAXを受信している場合などは、届いたFAXが迷惑メールとして分類されてしまっている可能性があります。
・発信者がひかり電話やIP電話回線
ひかり電話や「050」で始まるIP電話番号からのFAX送信は、IP通信の特性上通信が不安定になる等でうまくFAXが送信されずに、受信エラーになる場合があります。
・クラウドサーバーの容量がオーバーしている
クラウド型のインターネットFAXの場合、保存できる容量が各社毎に決まっています。通常は容量をオーバーした場合は、古いファイルから削除されていく仕様になっていますが、会社によっては受信BOXの容量、または保存できるFAX数を超過した場合にFAXが受信できなくなることがあります。契約中のサービスの仕様を確認してみてください。